| 補助犬たちは生後50日くらいになると、まず一般の家庭 で人間社会のルールや人に対する信頼感を体験します。
このような、将来補助犬になる仔犬と一緒に生活するボ
ランティアがパピーウォーカーです。
仔犬たちは1歳の誕生日までの10ヶ月間を、おそらく1
回限りの思い出をつくりながらボランティアと過ごします。 | | | | | | 「散歩に行きます」 |
『家族全員で犬を可愛がってくれること』というのが最大の条件です。
また、障害者の良きパートナーとなる仔犬を育てるのですから、次のような条件も必要です。
- 室内で飼える(将来、障害者の方と室内で生活することになる)
- 小学生高学年未満の子どもさんがいない
- 長時間留守にしない(常に誰かが家にいる)
- 犬の飼育経験があり、現在は犬を飼っていない
- 訓練所の飼育方針、助言に従って飼育する
- 訓練所に近い(巡回指導でご家庭を訪問したり、講習会を実施する訓練所もある)
- 無報酬である
- 飼育費・医療費を負担出来る(負担してくれる訓練所もある)
詳しい委託基準は、お近くの盲導犬協会など(リンク集参照)にお問い合わせください。
パピーウォーカーの方の手記はインターネットにたくさん公開されていますが、その一部
を紹介します。(リンク集にもパピーウォーカーのホームページを掲載しています)
「いっしょに歩こう・盲導犬ボランティア」という番組は、盲導犬と「パピーウォーカー」や「引退犬
ボランティア」など盲導犬ボランティアの人々との絆、愛情あふれる姿を紹介しています。
| 盲導犬の場合、1歳くらいになると訓練所に戻って盲導犬と
しての訓練を受けますが、まずどんな環境でも落ち着いた行
動が取れるかという性格的な評価と、健康面での評価があり
ます。
合格すれば服従訓練や障害物回避などの訓練を受け、最
終評価で盲導犬になれるのは約40%です。残りの犬たちは
リジェクト犬ボランティアにペットとして譲り渡されます。 | | | | | | 「? 音がした」 |
rejectという単語を辞書で調べると「拒絶する」「不合格者」という意味が出てきますが、決して
ダメ犬ではありません。
のんびりしているとか逆に神経質など、個性が補助犬に向かないというだけなのです。ですか
らリジェクト犬はキャリアチェンジ犬とも呼ばれます。
リジェクト犬(キャリアチェンジ犬)ボランティアの条件はやはり『家族全員で犬を可愛がってくれ
ること』、そして次のような条件もあります。
- 犬を訓練所まで見にいける(取りにいける)
- 室内で飼える(留守がちにしない)
- 予防接種など健康管理ができる
- それまでの経費を負担出来る(無償譲渡の訓練所もあります)
- 問題が起きた場合には訓練所に相談する
詳しい譲渡基準は、お近くの盲導犬協会など(リンク集参照)にお問い合わせください。
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